バックトルクリミッター が原因だった!

ずいぶん前から、エンジンの点火が途切れてトラクションが抜ける感覚の症状が出ていて、電気系のトラブルだと思っていました。

点火系統やバッテリーの状態も改善したりしてなんとなく良くなったと思い込んでいましたが、距離を走ったりするとその症状が発生しました。

オイル交換をすると、調子も良くなるのがわかったのでオイル交換もまめに行うようにしたのですが。。

先日の伊豆スカツーリングではオイル交換後にも関わらずその症状が発生したのでした。

コーナリング中に発生すると走りを楽しむどころじゃありません。

クラッチが滑る症状とも違うような感じでしたので、エンジン自体のトラブルかとも考えましたがクラッチを切ってアクセルを開けると高回転まで綺麗に回ってくれるのです。

そんななんだかモヤモヤした感じで、原因を考えながら走っていたらバックトルクリミッター という機構がおかしいのかな?と思いついたのです。

ツーリングから戻って早速クラッチをばらして点検しました。

思っていたよりもクラッチは状態も良くて隙間から見えるエンジン内部も綺麗でした。

オイルが希釈されてシャバシャバになってることが多かったので不安でしたが一安心です。

バックトルクリミッター はもっと複雑で整備困難な代物だと思っていましたがこちらも予想外に簡単な構造でした。

エンジンからの回転がかかるとクラッチを押し付けて駆動力を後輪に伝えて、アクセルオフで後輪からの回転力がかかるとクラッチを押し付ける力が弱まって半クラッチ状態になる構造のようです。

部品の摺動部が摩耗していましたので、一瞬トルクがかかるのが遅れて点火がカットされるような感じが出ていたのかもしれません。

今思えば、エンジンブレーキのかかり具合も弱かったかな?って感じです。

エンジンブレーキに頼る乗り方はあまりしないので、気になりませんでしたが。

クラッチスプリングもバネレートの高いものに交換してみました。

構造上、バックトルクリミッターにはほとんど影響ないと思います。

クラッチの重さもほとんど変わらない感じでしたが、高回転時に威力を発揮してくれそうです。

クラッチを組み直して、早速試乗してみたところ気になる症状は全く出ずにアクセルを開ければしっかり後輪に駆動力が伝わって来ます。エンジンブレーキの感じも今までより強くなったかな?って感じです。

1速・2速での安心できるガッツリした加速も戻って来ました。

これにて解決!

あと1点、気になっていた部品も交換してみました。

オイルセパレーターです。

交換も結構めんどくさい場所にあるので、放置していましたが今回頑張って交換です。

交換の理由が、ブローバイガスと一緒にオイルがかなりの量を吹き出すようで、オイルキャッチタンクにオイルたまりやすい状態でした。

購入した時はエアークリーナーボックスにオイルセパレーターを介してホースが繋がっていましたが、エアークリーナーボックス内にかなりの量のオイルが溜まっていてびっくりしました。

シート下にオイルキャッチタンクを設置して対策しましたが、純正のオイルセパレーターが機能してない感じでしたので交換することにしたのです。

新しく購入した部品は形状も変わっていて、内部に金属たわしの様な物が入っていました。

もともとついていた部品は内部は空っぽでしたから機能向上品でしょうか?

オイルを分離する機能は向上しているでしょうから変えてよかったです。

SB8Rも長かったけどやっと完成です!

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コメント: 1
  • #1

    たつ (水曜日, 28 11月 2018 15:31)

    う~ん、すばらしい!伊多車もちょいふるさんにはかないませんね!

    ゆくゆくは、ちょいふるモータース、イタリー 

    なんてどうですか? 息子さんと共同経営で(笑)。