TESI 1D・さらなる不調の原因究明!

2ヵ月前に調子のよくなったTESI 1Dのリベンジ走行をしましたが、プラグが壊れての不調が発生。

今回はレッカーのお世話にはならずに自力で帰ってこれましたが、無念のリベンジ失敗に終わったのでした。

燃調が全く合っていないようでエンジン回転を上げると機関車のように黒煙がマフラーから吹き出します!

こんな状態でもなんとか走るTESI 1Dはある意味凄いです(汗)

エンジンオーバーホールが必要かと思い内視鏡でシリンダー内を見てみましたが、予想外に燃焼室は綺麗でした。

ピストンヘッドとバルブ廻りはカーボンの付着は有りますが酷いデポジットは無かったです。

シリンダー内壁もいい状態で、燃焼室全体は乾いた感じでオイル下がり、上りの形跡もない感じでした。

煤けて壊れたプラグと新品のプラグです。

煤けたプラグは煤がついてるだけで湿った感じは無いのです。

オイル交換をしました。

相変わらず汚れてガソリンで希釈された感じのあるオイルが出てきました。

オイルフィルターは洗浄して再利用できるものを使っています。

燃圧の確認もしてみました。

燃料レギュレーターも予想外にきちんと機能していました。

3bar付近の数値がちゃんと出ていて、アクセルをあおると負圧も機能している動きがメーターから感じられました。

圧縮圧力もエンジンが温まった状態で測定しました。

エンジンが冷えた状態で測定すると1100kPaほどありますが暖機後は1000kPaを若干下回る数値でした。

数値的に低い感じもありますが、エンジンオーバーホールが必要な数値でもないような気がします。

単純に空気が足りてないだけかと思い、エアークリーナーボックスの上蓋とフィルターを外してエンジンをかけてみました。

若干よくなった感じはしますが、高回転を回すと黒煙がすごいです。

試しに手持ちのロムを交換してみました。

今までは851sのロムを使っていていい感じが出てましたが、今回の不調です。

純正のTESI 1D906はやっぱり濃すぎて高回転が回りません。

写真に写っている888SP4のロムは間違えて購入した不適合品なのでそもそも動きません。

再度851sのロムを取り付けたら、なんとロムデーターが壊れたようです(汗)

燃料ポンプが回りっぱなしで、エンジンもかかりません。

仕方がないので以前購入した851レーシングキットのロムを装着です。

購入したときはエンジン始動確認のみで実際の走行には使用していませんでした。

取付してエンジンを始動したら、なんと!

低回転から中回転までで軽くアフターファイヤーが出ますがいい感じでパワフルです。

高回転も綺麗に回ってくれます。

高回転では若干黒煙が出ますが、今までの機関車の感じはなくなりました。

851レーシングキットのロムで実走テストに進もうと思います!