SB8R・点火系修理まとめ。

前回は点火系の不調により不動になったSB8Rを速攻修復したので今回は仮に接続した配線や長さが足りなくなったプラグコードを新しくしました。

プラグキャップ廻りはTL1000Rの純正部品でコードとイグニッションコイルとの接続部はウオタニの補修パーツです。

特別問題なく純正部品とかわりなくできました。

イグニッションコイルの極性が逆だったのは車体側のカプラ配線を入れ替えることにしました。

プラズマブースターを今まで取り付けていて接続は専用のハーネスでつないでいたのですが車体側の+−が逆だったのでプラズマブースターの正しい接続がされていない状態だったのです。

電源を入れるとイグニッションコイルから電気がループして流れるのでプラズマブースターのパイロットランプも点灯するので見た目では間違いはわかりません。

プラズマブースターを初めて取り付けた時も何かが変わった感じがなかったのでこんなもんかな?って思ってました。

Vdueに取り付けたプラズマブースターはハッキリした違いが体感できましたので4ストエンジンではたいしたことないのかと思ってました。

専用ハーネスのイグニッションコイル接続カプラをウオタニ用のカプラに繋ぎ直して完璧です。

テスターでチェック後、繋ぎ直してエンジンをかけてみたら1発で始動しましたが!

なんとフロント側のシリンダーが点火していません!

プラズマブースターが原因か?と思いましたがプラズマブースターをキャンセルしても変わりません。

スパークプラグ を交換してもダメでプラグの火花を確認したらフロント側のスパークが無く稀に火花が飛んでも弱々しい火花でした。

リア側のスパークは今まで以上の元気がいい火花が確認されました。

ウオタニのコイルが壊れたか?と思いましたが、点火しなくなった方に繋がれていたインジェクションコントローラー(i-CON2)が怪しかったので取り外して点火確認したら火花が飛んでくれました。

このi-CONはイグニッションコイルから本体の電源と回転数信号を取っているので車体側カプラの極性を変えたことで不具合が発生したと思われます。

i-CONは外した状態でエンジンも無事に始動しましたので、走行して確認しました。

i-CON装着時はガスが濃い感じで全体的にモワッとした感じでしたが、外した状態ではエンジン回転が軽い感じでエンジンのつきが鋭くなって加速も激しくなりました。

アイドリングも安定していますのでi-CON無しで大丈夫でしょう。

 

点火しないシリンダーにガソリンを吹きまくってエンジンオイルがガソリンで希釈された様なのでオイル交換しました。

メンテナンス可能なオイルフィルターも外して確認洗浄。

特に問題なく簡単に綺麗になりました。

今回の点火系トラブルはいろいろ重なってバタバタでしたので下記にまとめました。

 

 02020年から始動困難気味でバッテリー終了。

 1バッテリーをリチュウム(ショウライ製)交換。

 2朝練前日に始動・走行確認したが当日朝にエンジン不動。

 3純正イグニッションコイル(マニエッティ・マレリ製)の故障確認。

 4イグニッションコイル極性逆が発覚。

 5ウオタニ製イグニッションコイルに交換(ハーネスから分岐仮接続)。

 6エンジン始動・走行テストOK(エンジンの状態は今までで最高に良い)。

 7プラズマブースターの極性間違い発覚。

 8車体側イグニッションコイルカプラの配線差し替え。

 9プラズマブースター専用ハーネスにウオタニ用カプラ組み替え。

10プラグキャップ・コード新品交換。

11エンジン始動テストでフロントシリンダーが不発発覚。

12i-CON2撤去

13エンジン始動OK

14走行テストOK・i-CON2での補正不要の確認OK。

 

以上で修理完了です。早朝からエンジンがかかるバイクになって良かったです。

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コメント: 4
  • #1

    ちょいふるお (月曜日, 26 4月 2021 21:39)

    こんにちは。
    私のsb8rも突然のエンストから3年以上も不動です。
    対応してもらえるショップもなく、こちらの記事は常に参考にさせてもらってます!

  • #2

    ちょいふる (火曜日, 27 4月 2021 12:31)

    ちょいふるおさん、こんにちは。
    3年以上も不動なんて悲しいですね。。
    僕の記事が少しでも役立ってくれれば幸いです。
    燃料ポンプが回っているなら、イグニッションコイルから始めるのがいいかもです。
    バッテリーの電圧も重要で13V以上はないと始動は困難です。

  • #3

    ちょいふるお (金曜日, 30 4月 2021 21:03)

    私の場合はレギュレター、ダイナモ系交換しても13v超えませんでしたので、MOSFET流用、ダイレクトイグニション流用で非常に調子がよくなりました。
    その後急ににエンストなのですが、元々icon-2が入ってまして、こちらの取り付けの行りなど教えていただけないでしょうか。

  • #4

    ちょいふる (金曜日, 14 5月 2021 15:47)

    コメントの書き込みに気づくのが遅れて申し訳ございませんでした。
    書き込みの連絡メールがシステムエラーで届かない状態でした。
    お問い合わせも同様でした。
    icon-2はバイク購入初期にむちゃくちゃ調子悪かったので、何とかならないものかと思いブルーライトニングで取り付けとセッティングを行ってもらいました。
    スロットル開度センサーをごまかして燃料噴射量を調整しているので若干違和感があるのと、今回は点火コイルの+-を正常な状態に直したら不具合が出たので取り外したしだいです。
    icon2の配線も直せば使えるはずですが、無しの方がエンジンのレスポンスが良かったので取り付けはやめました。
    点火系をいろいろいじられているようなので、一旦純正状態に戻した方が解決が早そうですね。