突然の不動からの復活

日曜日に伊豆スカに走りにいく予定だったので土曜日にガソリンタンクのエアーベントの機能確認と前後サスペンションのリセッティングを行いました。

ガソリンはフル満タンにして走行しましたが、問題の息継ぎの症状は出ませんでしたので前回の整備は成功した様です。

サスペンションの設定もメーカー標準値からやり直すことに。

最近手に入れたオーナーズマニュアルにサスの設定値が記載されていました。

英語は良くわからないですが、調整は中間ぐらいで良さそうです。

オーバーホールしたサスペンションは減衰能力が低下した状態で合わせた調整の位置だったので、減衰能力が回復したサスペンションにはガチガチに硬い設定になっていました。

調整しなおしたら、動きもしっとりした乗り心地の良い状態になって快適です。

伊豆スカでの走りが楽しみでしたが、土曜日の深夜までの豪雨のため朝から晴れても路面コンディションは悪いだろうとのことで残念ですが中止にしました。

日曜日の朝はすっかり雨もやんで晴れていたので、走りに行っちゃおうかなと思いSB8Rのエンジンをかけてみたら、、

エンジンがかからなくなっていました(汗)

バッテリーがリチュウムなのでバッテリーが上ってしまったら面倒で最悪バッテリーが終了になってしまうので、あまりセルは回せませんがエキパイにガソリンが溜まるぐらいやってもダメなので走りにいくのは諦めました。

実は諦めきれなくてVdueで走り出したのですが、しっかり濡れた路面がパワーバンドに入れたときに超ヤバかったので諦めて引き返したのでした。

引き返してSB8Rの修理を始めたのですが、直すところはやり尽くした感が有って途方にくれてしまいました。

朝練用に普通にエンジンがかかるバイクに買い換えようかなとも思ったほどです。

スパークプラグ の火花を確認したところスパークはしてるけどなんか弱々しい火花だなと思ったとときに、イグニッションコイルがダメになったのでは?と思い点検してみました。

前々から怪しいなぁ〜と思いつつもエンジンはかかってたのでスルーしてきましたが、その時がついに来た様です。

イグニッションコイル用テスターが必要ですが普通のテスターでもある程度の状態は確認できます。

ビモータのマニュアルには抵抗値は記載されていなかったので同じエンジンのTL1000Rの数値を参考にしてみました。

1次コイルの抵抗値は3Ω〜5ΩがTL1000Rの数値ですがSB8Rのは0.4Ωでした。

2次コイルの数値はTL1000Rは20kΩ〜28kΩですが3.2kΩでした。

数値が違いすぎて、どうなの?って感じでしたが自分で直せる範囲は残すところイグニッションコイルだけなので交換することにしました。

同じイニグッションコイルを探すところから始めないとならないので大変だなぁと思いましたが。

Vdueで試しに使って、いろいろ仕様変更が有って取り外して保管していたウオタニのイグニッションコイルが有ったのでそれを取り付けてみることにしました。

イグニッションコイルには+−がありますが、どういうわけかSB8Rの車体側の+がコイルの−に接続される様になっていました。

今までエンジンはかかっていたのでいいのかもしれませんが、ウオタニのコイルには極性指示がされていました。

ウオタニ用の配線を分岐して接続したら、セルを回して一瞬でエンジンが始動しました。

しかも今まで経験がにないほど低回転が安定しています。

コイルの取り付けはカウルの干渉やプラクコードの取り付けも考慮してかなり手間がかかりましたがこの写真の位置でおさまりました。

フロント側のプラグコードは長さがギリギリなので交換予定です。

取り付けも完了して試運転をしましたら、無茶苦茶良くなったのでした!

低速域での神経質な感じは薄れて、エンジンストールの気配もなくなりスムーズなトルクが回転全域で増した感じです。

アイドリング回転数は今まで1500回転位でなければエンジンが止まっちゃいましたが今は1000回転でも大丈夫です。

1500回転ぐらいの方がエンブレのかかりが穏やかで走りやすいのでアイドリングはそこまでは下げませんが。

今回の不動からの復活でSB8Rの本来の性能がやっと発揮される時が来たのでした。

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コメント: 4
  • #1

    K岡 (月曜日, 19 4月 2021 09:00)

    「本来の性能がやっと発揮される時が来たッ!」ってことは、サスがどうの、フレームがどうの、息継ぎがどうのって言い訳できないですね。
    梅雨が始まるラストチャンスの6月の第1週までに3回は行きますよ!朝練。

  • #2

    ちょいふる (月曜日, 19 4月 2021 09:41)

    スパルタ朝練ですね!
    次回からの言い訳は体調不良になるはずです(笑)
    今度の朝練の昼食は山安のターンパイク店で干物定食で今回の分はお許しください(笑)

  • #3

    Y2 (水曜日, 21 4月 2021 23:28)

    カタナですが、純正コイルはプラスマイナスがない、どっちでもいいと聞きまして、
    ハーネスの配線を適当に繋ぎましたら、セルは回るのみで、エンジンがかかる傾向がなく、
    困ったことがありました。
    症状をZが得意な店で話したら、ちゃんと配線を見直した方がいいと言われ、
    配線図をしっかり見直して、接続し直したらビンゴでしたね。

    点火系は重要ですね。

  • #4

    ちょいふる (木曜日, 22 4月 2021 09:15)

    Y2さん、こんにちは。
    イグニッションコイルの極性は重要ですね!