リアブレーキマスター加工

リアブレーキのマスターシリンダーがうまくないのでなんとかしました。

最初はマスターシリンダーが固着してブレーキが効かないと思って、キャリパーとマスターシリンダーをバラして掃除しました。

フルードを充填しようとした時にうまく出来なかったので普通とは違うことに気がつきました。

内部ピストンのオイルシールの位置がリザーバータンクからの入り口とキャリパー側の出口の間に位置している様です。

リザーバータンク側から圧をかけてフルードを注入することはできましたが、ブレーキの引きずりがひどいです。

キャリパーのエアー抜きから圧を抜くと引きずりは無くなりますがブレーキの効きが悪くなります。

マスターシリンダーをバラして色々と検証しました結果、ピストンを7mm短くすることにしました。

アルミ製で切削性も良い材質でしたので、旋盤でサクサクと綺麗に削れました。


プッシュロッドも7mm削って帳尻を合わせました。

テーパー部分もうまく削れました。加工方法は30年前の経験が少しづつ思い出されてきました。

加工したものを組みなをしたところ、あっけないぐらいエアーも簡単に抜けて、通常の作動になりました。ブレーキスイッチもアクティブの汎用圧力スイッチに交換して無事にブレーキランプも点灯することもできました。車検時はマイクロスイッチをレバーにつけて対応したので元の状態に戻ってよかったです。

SB8Rのリアブレーキマスターも同じタイプのマスターシリンダーを使用していて、そちらは正常に機能しているので、今回の本当の原因は謎のままです。